イチローはかつて行っていた猛練習についてこう振り返っている。
「オリックスの合宿所で過ごていた18、19、20歳の頃は、確かに夜中の2時、3時まで何百球も打っていた。今振り返ると合理的な練習ではなかったとわかります。ただ、当時それを人に教えられて、頭ではムダだと理解したつもりで、やっていなかったとしたら、今の思考になったでしょうか」
ぼくたちは習慣で、できている(佐々木典士)より
習慣化のためには、「繰り返し継続する」努力が求められます。
ぱっとやって、ちょっとやって、一番効率的な方法を形だけやっても「身につかない」と感じます。
やり続けて、改善し続けて、努力し続けて習慣化され、歯磨きをするように苦も無く行う事ができる。それが、良い習慣であれば結果が出るというふうに僕は考えています。
「効率の良い勉強法って言いたくなる気持ちはわかりますが、それは、非効率な失敗を何度も繰り返した上で手に入るものでなければ、誰でも簡単にできるようになっているのではないですか?
世の中に”これをやるだけで!””すぐに結果が出ます!”という言葉があふれていますが、簡単に手に入る物は簡単に失うと僕は思います」とお話しさせていただいております。
人それぞれ。短時間ですぐできるようになる人もいれば、そうでない人もいます。
なので「効率的に」と言いたくなる気持ちもわかります。しかし本物のプロは、もちろん一から順番に指導するなんて非効率なことはせず、その人に合った効率的なプログラムを用意してくれます。
それでも、それをやったからといって数日や数週間、数か月ですぐに結果が出るとはいえませんし、日々改善を加えながら、結果が出る方法を見つけ出さなければなりません。習慣は継続です。正しい努力の継続です。共に頑張ってまいりましょう。