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自分に合った世界で戦うこと。その情報を知ること。

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(なんや自分、一流企業が良いとか、これからの時代はベンチャー企業やとか言うとるけど、ほんまにどんな世界かわかってて勝負するつもりなんやろな?)

 

2022.06.20

今日は、異業種の方の退職祝いに参加させていただきました。たくさんの方が参加するようで、こうした時に僕は、自分の名前を売る事と、忘れないでもらいたいという思いから、自分の名前のついたお酒を持って行くようにしています。

雅之なので、雅(みやび)というお酒です。

 

 

今日の主賓は、一流企業、テレビでのCMなんかもガンガンやっているような、世間一般で「あ~、あの会社ね」とすぐわかるような大企業の方でした。

本社の本部長から役員にまでなり、子会社の社長を歴任し今年62歳で定年するとのこと。

僕は、こうした自分とは違う世界で頑張っている方の話を聞くのが大好きですし図々しくもガンガン質問します。

 

・「大企業って、上司によって出世が決まったり干されたり、凄いんですか?」

凄いそうです。そして、見合った仕事をしていなくても高い給料をもらっている人がいるとのこと。。。うらやましい。。。

 

・「ちなみに、課長ぐらいまで出世したとして退職金っていくらぐらいなんですか?」

2000万円~2500万円ぐらいだそうです。

平社員のままだったら1500万円ぐらいが上限。そして、役員になっていない方は、60歳以上は全員600万円の年収で、希望者は再雇用されるそうです。日本人の平均給与が400万円台ですから、さすが一流企業は再雇用でも給与の下限が違いますね。ちなみにですが、塾業界で30年~40年働いた人は退職金が微々たるものだったと言っておられたので、会社として、いかに安定している事が重要か。。。ですね。

この方は、再雇用ではなく取引先の別会社3社から「是非!わが社で働いてくれませんか」と言われて引っ張られているそうですが、今年1年は大いに休むそうで、毎日ウォーキングに励み今までで240Km歩いた!痩せた!とおっしゃられていました。

 

 

お話をさせて頂いた中で、つくづく、様々な業種の内情を知っておくことの重要性を感じます(大学に通っている間でも職業研修に参加したり、親せきや知り合いの方の話をどんどん聞くべきだと思います)

 

子供達と話をしていて、声優になりたい、アニメーターになりたい、「YouTuberっす」などとよく聞きますが、本当に、その世界の情報を仕入れておくべきだと思います。

どの世界も厳しく、でも挑戦してみたいと思う世界がきっとあるはずです。

 

ちなみにですが、僕の失敗談を一つ。

村山青年、22才で就職活動中、

「君は年収をいくらぐらいもらいたいのかな?」

と面接官に聞かれたのですが、実はよくわかっていなかったのです。

(事前に調べとけ!そんなん当たり前やぞ!!!)

アホな僕は、

「1000万ぐらいは稼ぎたいですね」と自信満々に答え、面接官に「野球選手並みだね」と言われ見事不合格。。。

(そらそうやろ!1000万もらうんは、大企業でもある程度の年齢に行ってからやぞ。まあ世界では、大学卒の初任給が1000万~1500万以上っちゅう仕事もあるけどな)

しかし、逆にそこから、『1000万円ぐらい給料をもらいたいっていう若者に、うちの会社に来たらそれぐらい稼げるよと言ってくれる会社があってもいいんじゃないかな?』と思い、その後はわざと「1000万円以上です!」と答えるようにしました。

 

自らの目標(年収1000万円以上欲しい)を上げると、当然、会社側から期待されるハードルも上がります。

どんな業種で働きたいのか、

希望の業種の会社に入っても、その中で今度は職種が問われます。営業なのか総務なのか、経理なのか。

 

その先には、人間関係、転勤、そして家族を持つと独り身ではない判断基準も入ってきます。

今回、お話しさせてもらった方も、

何年かインドネシアに単身赴任だったようです。妻や子供を呼び寄せたくても、治安の悪さや日本での教育を受けさせたいのかなど夫婦間でも意見が違う事はざらにあると思います。

その他にも東京、金沢など、好待遇であったそうですが転勤族だったそうです。

 

はぁ。。。僕には無理だ。そもそも単身赴任がつらすぎるし、数年で上司が変わったり部署が変わる。。。同期が100名以上いるっていうだけでもストレスだ。。。

そして、こうした名を成し功を成した方もまた、好奇心旺盛で、ガンガン質問してこられます。僕が行っている塾の経営(毎日12時間程度会社に出ている事、講習会などでは朝から晩まで授業であること、休校日と決めている月曜日も不動産の仕事や他の仕事をしていること)や塾業界のことをお話しすると、自由で自分の判断で仕事をができる楽しさはわかるけど、一歩間違えたら家族が路頭に迷う危険度が大きい事、何から何まで自分がやらなければいけない事、そして大企業とは逆に個人事業で一人でできる仕事の規模の小ささを考えたら、きっと、この方にとっては満足が行く仕事ではないのだと思います。

「凄いですね。でも私には無理な世界ですね」とおっしゃられていました。

 

 

自分がほれ込んだ世界や会社、仕事を続けていく中で、その人なりの人生が作られて行きます。

隣の芝生は青く見えるのでしょうが、自分の家の芝生も捨てたものではないか、他人から見たら青い芝生なのでしょう。

何が正しい、何が間違っているのかなんて、後になってみないとわからない事ですが、僕は、ギャンブルのように思い付きで「○○してみたい!」という事はしません。

必ず何年かかけて準備をし、情報を集め、コマを1つずつ進めていく中で「やっていける」と思った時に勝負するようにしています。

なので、雇われ校舎長だった時代、結婚した時から「将来は、自社ビルを購入し、家賃がかからない塾経営をする」と宣言し、その準備とめどが立ったため、独立して今を迎えています。

 

 

皆さんも是非、①事前の情報収集=それも生きた、本当の情報を手に入れること②その会社の人に会いに行ってみたり、会社の中を実際に見てみたり、行動に移すこと。そして最後に、どんなに周到に調べてもわからない事や見えない部分があり、それにビビッて二の足を踏んでいたら前に進めません。最後の最後まで最善の「できる努力」を行い、「できない、わからない事」は、運を天に任せ決断すること。

(そうやそうや、為すべき努力を最大限やった上での決断ならばきっと運も味方してくれるで。ほんでな結果が出ないんは、できない事があるからやないで、できることを最大限やっとらんからやぞ!!!)

 

そして僕は、塾で子供達に、「お父さんやお母さんってどんな仕事してるの?」とよく聞きます。

最近は個人情報のこともあり、込み入った話を聞くわけにはいきませんが、僕は、いろんな職業の人の話を聞いてみたいのですが、実は大部分の子供達が両親がしている仕事をよくわかっていません。

「毎日、帰って来るのは遅いけど何やってんのか知らん。。。」

「保険の仕事って言ってたかなぁ・・え?何の保険かって?知らないっす」

かなり賢い高校生に聞いても、「何かリゾートホテル?リゾート系の仕事してる!」

など、実は子供達の多くは、自分の親の仕事をよく知りません。

そんな僕も実は、高校卒業後から大学入学までの間、初めてのアルバイトとして父の魔法瓶会社の工場で働き、父の実際の仕事を見て驚きました。

ビシッとスーツを着て仕事をしているものだとばかり思っていたのですが、工場で体操をしている父の姿を見て(品質管理部門なので、工場で物を作る人とは違うのですが)ショックを受けたのを覚えています。

想像や、聞いているのと、実際に見て体験するのとは全然違います。

そして流れ作業で流れてくる部品を組み立てる仕事を8時間行うのですが、①頭を全く使わず、ただ体を動かして製品を作り続ければ良くて楽②それを何年続けてもスキルがアップするわけではなく、給料のアップや昇給も望めない可能性が高い仕事のどちらを取るのかと考えた時、僕には工場での肉体労働系(今では、産業用ロボットがやってくれる仕事かな)は、無理だと感じました。

是非、みなさんも、机上の勉強だけではなく、実社会を体験する経験をたくさんして下さいね。

 

(なあ自分さぁ、できる努力を最大限行い、できない事は他人の力を借りようか。勉強で結果出せへん奴も、仕事ができへん奴も、かなりの確率でそうやけど、できる最大限の努力をしないで、あーだこーだ聞いてきたり、言い訳して動かなかったりしよる。逆に、できもしなくてどうしようもない事をあれこれ悩んで時間を無駄に使ったり、相談せずに勝手に動いて評価されへんかったり、結果が出ーへん。あんな、逆やねん。結果が出てないのなら、自分の判断に従ったらあかんねん。そして結果が出ない、評価されへんのは、素直さが足りへんからやで。できる事を精一杯やる、できない事は”すみません!わかりません。教えて下さい。どうしましょう”って聞いて、かわいがられる素養がないからやで。ほんでその内、”あいつは頑固で、何を言っても変わらないから放っておこう”と思われて、誰からも意見を言ってもらえなくなって落ちぶれていくんやで、やいのやいの(正しくで自分がやらなあかんことを)言うてくれてるのを”うっとおしいなぁ”と思うてるようじゃぁ、終わっとるで。

 

なあ、自分に、厳しくも正しいことを指南してくれるカエル先生はおるか?怖くてちょっと苦手で、でも、熱くてあったかくて、自分が持ってない能力を持ち合わせてる、未来を変えてくれるカエル先生が、自分にはおるか?おらんのやったら終わっとるで。すぐ探そう。そして、勇気をもって”いたらないですが、教えて下さい”って頭下げるんやな。未来が変わるっていうのは、今の自分にない能力を身につけたり、習慣化したり、努力することで変わるんやで、いつもと同じならば、結果も同じやで、2年も5年も前と同じで変化がない奴は学んでへんぞ!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

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