(問題)
1/9(9分の1)を小数で表すと0.111・・となります。では、0.2727・・はこれ以上約分できない分数で表すといくつになりますか?
という問題を説明会で紹介しました。
弊社の中学受験コース小4下のテキストのチャレンジ問題(一番難しい問題)として出てくるので、この問題を小学校4年生が10月頃解くことになります。
実は、この問題の前に「0.555・・」となる分数は?という問題があり、それは簡単に5/9(9分の5)と解けるのですが、この0.2727の問題は、小4生には難問です。
問題についている解答を見てみると、
0.0101・・・=0.1111・・・÷11=1/9(9分の1)÷11
=1/99(99分の1)
これが27個集まったと考えると、
0.272727・・・=1/99×27=27/99=3/11(答え11分の3)
だそうです。
0.1111・・・を11で割って0.0101・・・を作り、それを27倍したら0.2727・・・になるなんて、思いつくかなあ????小4生が?
そんな疑問をカエル先生に投げかけてみたところ、
「あ~それは100倍して整数化するんだよ」
???文系の僕にはすぐには理解できません。
1.まず0.2727・・・をX(エックス)とおきます。
2.それを100倍すると100X=27.2727・・・になります。
3.100X-X=27.2727・・・-0.2727・・・なので、99X=27となります。
4.X(エックス)=27÷99=27/99(99分の27)となる。それを約分すると答えの3/11だよ。
とのことでした。すげ~。こっちのほうがずっとわかりやすい(うちの塾、学志館では小学生にも方程式を教えていきます)
※小数点以下が2727・・と2ケタで繰り返されている場合は100倍する。3ケタで繰り返されている場合は1000倍すれば良いので、どんなパターンの問題でも解けます。
大人が解答を見ても理解しにくいのに、それを小学生が理解するなんて無理があるんよ。
そりゃあ、やればできないことはないと思うよ。でもね、できるだけシンプルであること。その問題の時はこう解くけど、他の時はこう解くではなくて、1パターンで解ける事。そのために一番最適・最速解で教えたいね。
とカエル先生は言います。そんなカエル先生の解き方解説がついた算数ベーシック(中学受験算数、偏差値60~65以上になるためのプリント)はこちら↓