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誉められた人は、学んだことを忘れにくくなる

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今読んでいる本です。お勧めです。

 

この本の中で、衝撃であり、自らも反省させられた言葉がありました。

【抜粋】

生理学研究所の定藤規弘(さだとうのりひろ)教授が、「ほめられた人は、学んだことを忘れにくくなる」という研究成果を発表したのです。テレビ朝日の「報道ステーション」でも紹介され反響を呼びました。

 

 

ちょっと心が揺らぎました。

誉めたら調子にのる。

誉めたらサボるようになるのではないか。

 

それは確かにあります。しかし、勉強を苦手としている子は「私どうせアホやもん」「アホでいいし」とよく言います。

 

うちの子も、そんなことを言う時がたまにあり、

自信がないんだな。

勉強が辛いんだな。

他人と比較しなくてもいいのに、他の子がもっとできていることを気に病んで「前に進めなくなっているんだな」と感じるので、つとめて「できたやん。天才!」「こんなことも知ってるんやな」「パパにも教えて」と言いますし、できるだけ、「分からないことがあれば聞きにおいで」というスタンスで勉強を教え、「できない勉強をできるようにしてやる」的な感じでは接しません。

 

大人になると「親が学校の先生や、塾の先生なんて、なんてラッキーなの。勉強みてもらい放題!」と思いますが、実際の子供の立場に立てば、100人中99人ぐらいの割合で、「地獄」と思っているでしょう。なので、僕は「分からないことがあれば協力するよ。でも、うちの子の勉強を見るのは(塾の授業以外では)学校の先生の仕事」と思っています。

 

 

 

 

よく、ほめてるだけでは勉強しなくなるのでは?と聞きますが、

状況を確認してみてはどうでしょうか。

 

ガミガミ言っても、やらないから困っているんだと思います=その方法では未来は変わらないという事です。

無理やりにでもやらせ、結果が出ていて、後になって本人も「あの時はつらかったけど、やっていてよかった」と言えば、それは成功だと思います。ピアノの練習など、そうした厳しさを見るたび、体育会系だった僕は、「これが昭和の考え方。僕がしてもらうんだとしたら、昭和なやり方が合っている」と思いますが、今の子に合うかどうかはわかりませんし、塾講師としての立場では、「その子の結果が出ることが一番」です。

 

やり方は、どうでもよくて、

結果出すために厳しくしないといけないのならば厳しくしますし、やさしく誉めなければいけないと判断したらのせて調子に乗らせまくってトレーニングします。

 

のせて調子にのってやらなくなれば他の方法を考える。

それ(結果最優先)が塾の先生だと僕は思っていますが、

 

何より。勉強ができない素養の基礎的分野の第一位が「覚えられないこと」だと僕は思っています。

 

 

ノートを書くのが遅いのも「黒板の文字を1回に覚えられる容量が少ないから」だと思っていますし、

 

読解力や、文章題以外の通常約70%程度の内容は、「暗記力」がものをいうと思っています=それを良しとしていません。暗記だけで乗り切れる問題なんてつまらない。考える力を阻害して、単なる暗記マシーンを作るだけだと思っていますが、テスト問題がそうだと、子供たちも覚えるしかないか。。。となります。なので授業では、その背景や意味や、こぼれ話や裏話をして興味を持たせます。

 

 

塾の先生や大人は、自らが勉強してきて得意であったり、小学校の頃の苦労して勉強をしていた記憶はほとんど飛んでいて、高校生の頃の勉強=自分ができるようになった、もっとも大人な勉強法で(子供を)判断しているのではないかと感じます。すなわち、勉強ができない子の気持ちがわからないのです。

 

「なんで、そんなに時間がかかるの」

「なんでできないの」

 

・・・・・・・僕は、塾でこれらの言葉は使わないように心がけています。

 

「時間がかかり過ぎやね(はっきりと言います。でないと改善されません)。こうやってみよう。もっと早くできるんと違うかな」

「何でできないかわかる?こうしてみたらできるよ。やってみよう」

そう言いながら進んでいくことを目指しています。

 

そんな中、僕も「この子は何でこんなにも覚えられないんだろう。。。」と思うお子さんがいます。

 

それは、どちらかというと、かわいそうでならないという感じです。

時間をかけても覚えられない。勉強に時間がかかる。苦痛なだけ。「頑張ってもできない」という事を頑張って勉強しながら学んでいること程不幸なことはありません。人はみな「できるようになりたい」んです。少なくとも、塾に来るような子はみな、心のどこかで、「できるようになりたい」そう思っていると僕は思っています。

なのに覚えられない。

 

 

そんな子たちは、サボっているんじゃなく、心が折れかけているのかもしれませんね。

 

 

そして(本にも書いてありましたが)何でもかんでも誉めればいいという事ではありません。

そのあたりも本書に書かれていましたので、是非、読んでみられてはいかかでしょうか。

 

厳しいから頑張れる。頑張れた。結果が出たという事もあります。

それも必要でありながら、少し、「ほめられた人は、学んだことを忘れにくくなる」という言葉を胸にとどめたいですね。

 

 

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